福祉資源の活用 2
もう一つ、福祉資源として注目してよいのはお年寄り自身です。
すでに老年人口が2割3割を超えて本格的な高齢社会に至っている地域では、しかも過疎化が進んでいるか、その後遺症に悩んでいる地域では、70とか75歳のお年寄りが一人で何役もの社会的役割を果たさなければ地域社会自体が維持できないのです。
語弊があるかもしれないですが、まだ元気なお年寄りが、朝からゲートボールでもあるまいと考えます。
全体として人数も少なく長寿がまれであった時代ならばともかく、余命が長くなり、高齢者の数も増えれば従来のようなお年寄りの生活様式も問い直されてしかるべきではないでしょうか。
自分たちの地域に支援の手を必要としている人びとがいれば、お年寄りでも元気なうちは毎日の生活の一部にお互いに支え合う活動を組み入れることは十分可能です。
お年寄りの福祉資源化といえばどこか冷酷に聞こえるかもしれないですが、できるかぎり自立して人間らしい老いを全うするためにも、お年寄りの社会参加活動の意義を重視したいのです。
さらに地域における福祉資源としては、非営利の民間団体が重要です。
・・・なかでも、市町村社会福祉協議会のあり方と、その財源としての共同募金のあり方は再検討が必要です。